闘う労働運動を職場からつくりだそう!

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アメリカがデフォルトになるなら、なればいい!

 『資本論』の学習会をやりました。
 しかし、『資本論』の労働日をやる予定が、アメリカのデフォルト(債務不履行)危機についての議論が盛り上がって時間となり、『資本論』はできませんでした。

 1914年に第一次世界大戦が勃発。帝国主義の基本矛盾は恐慌だけでなく、世界戦争として爆発しました。これは、資本主義・帝国主義という体制の歴史的な限界を突き出し、1917年にロシア革命というプロレタリア世界革命の突破口が切り開かれ、資本主義から社会主義への世界史的過渡期が切り開かれました。

 ところが、資本主義・帝国主義が全世界的に打倒され、プロレタリア世界革命の勝利から共産主義社会の実現にまでいたっておらず、資本主義・帝国主義はいまだに延命を続けています。

 この点について、ロシア革命がスターリン主義によって歪曲され、プロレタリア世界革命が圧殺されてきたことが重要です。
 その上で、今回の討論では、アメリカ帝国主義の圧倒的絶対的な力が、崩壊するはずの資本主義・帝国主義体制を100年間延命させてきた、という議論となりました。

 重要なのは、そのアメリカ帝国主義が史上初めてデフォルト危機という事態に突入しているということです。
 すでに、アメリカでは10月1日から2014会計年度が始まっていますが、暫定予算が成立せず、連邦政府の一部閉鎖が始まり、約80万人の職員が自宅待機となっています。
 そのうえで、今月17日までに、政府債務(借金)上限を引き上げないと、政府のお金が底をつき、国債の利払いなどが払えなくなるデフォルト(債務不履行)になるのです。
 今後、債務上限引き上げなどが議会で成立するかもしれませんが、問題を先送りするだけで、より巨大な危機をつくりだすしかありません。
 アメリカ帝国主義の崩壊・破綻は、資本主義社会の崩壊そのものです。

 資本主義社会の崩壊は、労働者にとって何を意味するのでしょうか。この点についても、議論は盛り上がりました。資本主義が崩壊すると、労働者の生活が崩壊するようなことが言われたりします。株価が暴落したり、国債が暴落すると、労働者の生活が破たんするかのようにも言われます。しかし、これは全部大嘘です。
 崩壊するのは、資本家階級の私有財産であって、労働者には何も関係ありません。むしろ、崩壊させた方が良いでしょう。
 すでに、新自由主義の破綻と崩壊の中で、労働者人民の生活は生きていくギリギリを強いられています。その上、安倍政権は消費増税8%引き上げ、TPP参加、年金切り捨て、解雇特区の制定など、さらに労働者人民からむしりとり、労働者人民の生活を破壊することしか考えていません。
 資本主義社会を延命させようとすればするほど、労働者人民の生活はとことん破壊されていくのです。
 ならばいっそのこと、資本主義など終わりにさせよう。
 アメリカがデフォルトになるなら、なればいい!
 もう、社会を一度、リセットして、新しい社会をつくるしかない!

 社会を真に動かしているのは労働者です。人間が生きていくために必要なものを生産し、交通機関、自治体、郵便局、学校、病院・・・・など、全てを動かしているのは労働者です。
 資本家なんかいりません。

 必要なのは、労働者の団結です。労働者が主人公の新しい社会をつくるためにも、職場に基礎をおいた労働組合をつくりだすことが死活的になりました。
 資本主義は崩壊へ。労働者は労働組合で団結して、新しい社会をつくりだそう!
 今回の学習会の結論も、こんな感じになりました。
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『資本論』学習会で激論に!

 『資本論』学習会の第3回目を行いました。
 今回も第8章労働日です。労働日の章は、『資本論』第1巻第3篇絶対的剰余価値の生産のところです。「絶対的剰余価値の生産」とは、簡単にいえば、「資本家が労働者を搾取して金もうけする」ということです。
 その基本的なやり方は、労働日=一日の労働時間を可能な限り長くしてコキ使うということです。資本による労働者を搾取する核心がここです。

 今回は、新しい仲間が何人も加わったこともあり、前回のおさらいも含めてやりました。なので、『資本論』の内容的にはあまり進んでいません。

 今回は、「私有」という資本主義社会の中で生まれた概念をめぐって激論となりました。
 「封建制社会でも、私有という概念があったのではないか」という意見をめぐる討論です。
 しかし、これは私有ではなく、占有です。

 土地の売買は、資本主義社会になってから生まれます。お金を出して土地を買って、「自分のものだ」という私有が発生します。
 これに対して、「封建制社会でも、『この土地は自分のものだ』というものがあったではないか」という意見です。
 しかし、封建制社会では土地を金で買って私有することは発生しておらず、あくまでも軍事力や、何代にもわたってその土地を耕してきた背景をもってしての「占有」にすぎません。議論でも出ましたが、武田信玄と上杉謙信が川中島をめぐって、金銭取引をしたわけではなく、あくまでも軍事力によって土地を強奪して支配してきました。
 封建制社会では、その土地が誰のものかということは極めてあいまいだったわけです。
 しかし、明治維新によって、日本が大きく資本主義社会に入っていく中で、すぐに問題になったのは、「この土地は誰のものなのか」ということです。全国で、土地争いが起きました。そして、全国各地にある法務局に土地の登記が行われ、誰の土地かが確定していきました。

 封建制社会では、殿様といえども、自分の支配する土地を他人に売るというのはありませんでしたが、資本主義社会ではまさに金で土地を買うということが生まれていったのです。

 しかし、「武将も刀とか、鎧とかを買ったのではないか?」という意見もありました。
 確かに、封建制社会の中で、商品経済は発展していきます。特に、武士などの支配階級の間で広がり、武士の間で、「この刀は俺のものだ」というのもあったでしょう。しかし、今の社会から考えれば、極めて部分的なものと言えます。
 そもそも、貨幣は古くから存在するのですが、貨幣による商取引が社会の主流を占めたのは資本主義社会からで、それ以前は極めて部分的でした。
 特に封建制社会は、農地から年貢などを収奪することが社会的な生産の核心でしたから、その農地の売買が禁止されていた以上、封建制社会では私有の概念は存在しなかった、ということです。

 話は貨幣とは何か、ということに進み、金や銀の話になったのですが、これこそ、『資本論』の冒頭の「価値」をめぐる議論になります。「資本主義社会とは何か」の核心に迫る話になるわけです。
 しかし、今回は時間切れとなりました。

 さて、回を重ねるごとに、参加者が増えてきました。最初から参加していなくても、途中からでも話に入っていくことは全く可能です。
 今回は、参加者から、「スイカ」「8・6ヒロシマ闘争のお土産のもみじまんじゅう」「クッキー」などが持ち込まれ、みんなで食べながら、わいわいやっています。
 

『資本論』第二回学習会をやりました!

 『資本論』の第二回学習会をやりました。今回は、『資本論』第8章労働日第1節「労働日の限界」です。
 労働日とは、聞きなれない言葉ですが、一言でいえば、一日の労働時間のことです。フランス語訳では「労働という面から見た一日」という言い方のようです。

 資本家は、金もうけのために、労働者を雇います。労働者を働かせることで、利益を得るわけですから、労働者を短い時間働かせるのでは、資本家の金もうけになりません。そういう意味では、「搾取とは、労働者を長時間働かせることである」と言えます。現在問題になっているブラック企業の超長時間労働は、資本家による搾取の原点的なやり方です。
 資本家は、労働者に支払う賃金分(例えば6時間)、働かせたうえで、労働者を働かせれば働かせるほど、資本家の取り分となり、それだけ金もうけできるようになります(8時間、10時間、12時間・・・)。つまり、資本家にとっては、「一日の労働時間はこのくらいだ」という労働時間制という考えは全くありません。一日=24時間働かせたいというのは資本家の本性です。
 なぜなら、資本家にとっては、お金を払って買ったものは、自分のものだ、という考えがあるからです。資本家にとっては、労働者は金を払って買ったんだから、何時間働かせようが自分の勝手だ、ということです。

 資本主義社会では、「働いて、これは自分がつくったから俺のもんだ」というのは成り立ちません。お金を出して買ったものが自分のものという社会です。たとえば、工場でAさんがCという商品をつくり、「Cは俺がつくったから俺のものだ」と主張するのと、BさんがCという商品を店で勝ってレシートを持っていて、「CはAのものか、Bのものか」と裁判で争ったら、Bさんが勝利するわけです。

 繰り返しますが、資本家は、お金を払って雇った労働者を何時間働かせてもいいと思っています。たとえば、金を出して買ったテレビを何時間つけても、俺が勝ったんだから、何時間テレビつけようが、俺の勝手だろ、というのと同じです。資本家にとって、労働者は人間ではなく、金を払って買ったモノと同じです。人間とみていません。労働者の苦しさを理解するはずがない、ということです。私たち労働者は、まず資本家をそのように見ないといけないということです。「資本家も同じ労働者だから」という甘い考えでは、骨の髄までしゃぶられて殺されるということです。

 資本の考えを認めていたら、労働者は生きていけません。人間は、生きていくための時間を労働時間とは別に確保しなければなりません。睡眠時間や食事の時間だけではありません。読書をしたり、自分の趣味の時間に使ったり、精神的生活を確保する時間が必要です。これを確保せず、食事や睡眠時間以外はすべて働く時間となると、数日間はもっても、長期になってくると、精神が破壊されていきます。今では、趣味の時間どころか、睡眠時間を削って働かされるのですから、病気になるのは当たり前です。人間にとっては、肉体的限界とともに精神的限界があるのです。
 したがって、労働者は「俺たちは人間だ。モノではない。生きるためには、睡眠時間8時間と、精神的生活を確保する時間8時間が必要で、残りの8時間だけが働ける時間だ」と言わなければなりません。資本家の言いなりで働くわけではありません。
 労働者にとっての労働時間という考えを持って資本家と対峙しないと、労働者は殺されます。労働者にとっての理論を労働者が持たないと、資本家と対決することはできません。労働者が団結して、労働者の主張を、資本家にしないといけないのです。そのために、『資本論』を学ぶことは非常に重要なのです。資本家と闘う武器として『資本論』を学んでいこうということです。
 そして、資本家との非和解性は、やはり労働運動の実践の中で、体を通してつかむことです。
 今回は、こんな感じの話になりました。

『資本論』学習会がスタート!

 マルクスが書いた『資本論』の学習会が今週からスタートしました。正確には、中断していたのが再開したということです。
 今回は、『資本論』第1巻第三篇第八章労働日です。労働日とは、労働者の一日の労働時間のことです。
 資本・当局と闘っていくためにも、非常に重要なところです。
 今回は、再開第一回ということもあり、おおざっぱな話になりました。

 まず、「私有」という概念の話。簡単に言えば、「これは俺のものだ」という話。封建社会から資本主義社会になっていく過程で、商品経済が社会に広がる中で、「私有」という概念が広がっていったという話。たとえば、土地についても、「この土地は、誰のものか」ということは、資本主義社会の発展の中で生まれていったということ。封建社会では、領主の土地ともいえるし、そこを耕している農民の土地とも言えますが、「私有」という概念はあいまいでした。地主と小作という関係も、封建社会の中で生まれたというよりも、商品経済の発展の中で、形成されていったということです。

 商品経済の社会では、お金を出して買ったものは「自分のものだ」ということになります。すべてが交換関係の中にあります。特に資本家は、原材料や機械などの生産手段を金を出して買い入れ、「自分のものだ」=私有財産として見ています。しかも、資本家にとっては、労働者も金を出して買い入れたものだ、という意識をもっているということです。資本家にとっては、労働者も原材料や機械などと同じように、金を出して買ったものだから、自分の好きなように何時間働かせても当然だ、という意識です。資本家にとっては、労働者は人間ではありません。自分で金を出して買い取った商品でしかすぎないのです。だから、資本家にとっては労働条件というのは頭にありません。資本家にとっての理想は、金を出して買い取った労働者を24時間、働かせ続けるということです。
 しかし、こんな資本の本質を許していたら、労働者は死んでしまいます。だから、労働者は団結して、何百年間も資本家と闘い、労働条件を闘いとってきました。8時間労働制とかは、労働者の闘いによって、資本家に強制しているのです。だから、労働者が闘うのをやめると、資本家は8時間労働制など無視して、超長時間労働を強制してきます。いわゆるブラック企業は、資本の本質であると同時に、労働者の側の団結した闘いこそが問われているということです。

 一日の労働時間をめぐる資本家と労働者の激突は、マルクスの時代(19世紀)だけでなく、世界大恐慌と3・11東日本大震災と原発大事故、新自由主義の破綻と絶望的続行という今の時代にこそ、まさに問われているテーマそのものです。
 資本・当局と闘う武器として、『資本論』第八章労働日の学習会をやっていこう、という確認で、今回の学習会を終えました。
プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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