闘う労働運動を職場からつくりだそう!

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福島からの訴え!(71)

※3・11反原発福島行動14の発言です。

福島出身の高校生

 私は名前も知らない人に泣きながら謝られました。「私たちのせいで関係のないあなたたち福島の子どもが苦しむことになってごめんなさい」。私は何も声をかけることができませんでした。
 つらくなかったと言えばうそになります。福島に残るということは、将来、病気になる確率が高くなり、結婚して子どもを産むことに抵抗を覚え、子どもを産めば、その子どもが苦しむかもしれない。子どもに対して罪悪感と後悔にさいなまれるかもしれません。
 私は原発が爆発した次の日には山形にいました。原発が爆発したとニュースを聞いた後、外に出た時、寒気がし、鳥肌が立ちました。その時からうすうす気がついていたのかもしれません。もう元の福島はないと。
 原発の危険性がわかっていながら知らんぷりをする罪は、直接かかわっている人と同じくらい、もしくはそれ以上の重い罪だと思います。今が楽しければ未来が真っ暗でもいい、そんな逃げるような考えをしていた私を私は絶対に許しません。私は自分の健康を守ります。そして次の命も産まれ健康であるために、今の私が健康でなければなりません。私の罪は2世、3世を守ることによって償います。福島を支えて闘ってくれている方たち、本当にありがとうございます。

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警視庁が選んだ大事件ランキング!

 警視庁の権力の犬たちが投票で選んだ大事件ランキング(100位まで)。第一位はオウム真理教事件、第二位は東日本大震災、第三位はあさま山荘事件だが、労働者人民の闘いが以下のように入っている。
 ※名称は権力が付けたものです。

・第14位 10・20成田現地闘争(1985年10・21三里塚戦闘) 2108票
・第26位 三里塚闘争(成田闘争)                  1384票
・第40位 東大安田講堂事件・神田解放区闘争(1969年1月)     487票
・第41位 学園闘争(早大、日大、東大ほか)              486票
・第45位 国電同時多発ゲリラ事件(浅草橋駅放火事件、1985年11月)437票
・第55位 60年安保闘争                       271票
・第57位 血のメーデー事件(1952年5月)             254票
・第59位 新宿騒乱(1968年10月)                247票
・第64位 70年安保闘争                       230票
・第73位 渋谷暴動事件(1971年11月)              155票
・第79位 沖縄デー(1969年4月)                 109票

 60年安保闘争、70年安保・沖縄闘争、三里塚闘争、国鉄分割・民営化反対闘争などの印象が大きいらしい。
  

福島からの訴え!(70)

※3・11反原発福島行動14の発言です。

3・11反原発福島行動14実行委員会 椎名千恵子さん

 3年目の3・11です。8・6広島、8・9長崎のように3・11を反原発福島行動の日として行動した、その歴史的な意義をしっかり確かめたい。
 この国の政府は本当に許し難い。「直接の原因は配管の弁が開いていたことだ。その人物特定の調査をする」と命を張って被曝労働をしている労働者たちに責任を転嫁しようなんて許せません!
 74人の小児甲状腺がんも「原発事故の影響ではない」と言い切ります。田村市都路の避難指示解除もしかりです。賠償を早く打ち切りたいと、甲状腺がんの負担を背負う子どもたちの首に線量バッジをぶらさげさせて、避難先から高濃度の放射能地域へ通学させる、こんなこと許せますか。関連死とは国と東電による虐殺です。国も東電もますます福島切り捨ての道を猛進しています。
 この中での今年の3・11です。原発はいらないという思いだけでは足りません。こんな国のあり方そのものを変えるという地平を開きましょう。きょうを、生き残りをかけた闘いに立つという覚悟を決める日にしましょう。世界中で立ち上がる99%の人びとと一体になって、誰もが人間らしく生きられる世の中を求めて闘い続けましょう。

袴田事件、再審開始決定!

※時事通信 3月27日(木)から

袴田事件、再審開始決定=「証拠捏造の疑い」―逮捕から48年・静岡地裁

 1966年に静岡県で一家4人が殺害、放火された「袴田事件」で強盗殺人などの罪に問われ、死刑が確定した袴田巌死刑囚(78)の第2次再審請求審で、静岡地裁(村山浩昭裁判長)は27日、「重要な証拠が捜査機関に捏造(ねつぞう)された疑いがある」として、再審開始を認める決定をした。刑と拘置の執行停止も決定した。
 逮捕から48年、判決確定から34年を経て、裁判のやり直しが認められた。確定死刑囚の再審開始決定は2005年の名張毒ぶどう酒事件以来、戦後6例目。地裁の決定に対して検察側は即時抗告が可能で、その場合、東京高裁で改めて再審開始の可否が審理されることになる。
 決定で村山裁判長は、現場近くのみそ工場タンクから発見され、確定判決が犯行着衣と認定した5点の衣類のDNA型鑑定結果などを、「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」と認定した。
 鑑定では、5点のうち半袖シャツに付着した犯人のものとされる血痕について、弁護側と検察側が推薦した鑑定人2人が、同死刑囚のDNA型と完全に一致するものはなかったとした。ただ、検察側鑑定人は「検出したDNAは血痕に由来するか不明」と信用性を否定していた。
 決定は「弁護側鑑定の方が、より信頼性の高い検査方法を用いている」と評価し、「5点の衣類の血痕は、袴田死刑囚のものでも被害者4人のものでもなく、犯行着衣でもない可能性が認められる」と判断した。
 また、弁護側が行った類似衣類をみそに漬ける再現実験などから、5点の衣類の色は長期間みそに漬かっていたにしては薄く、不自然だとした。 


東京高裁は星野文昭さんの再審を行え!

反権力の犬と権力の犬

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本日、三里塚反対同盟の市東孝雄さんの農地裁判控訴審です。裁判に先立って東京高裁包囲デモを闘いました!

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市東さんの農地をとるな! を闘う反権力の犬

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権力の犬=警視庁公安部


福島からの訴え!(69)

※3・11反原発福島行動14の発言です。

浪江町・希望の牧場 吉沢正巳代表 

 原発から直線14㌔地点の希望の牧場です。原発の爆発音を聞いてしまいました。そして原発から噴き上げるあの真っ白い噴煙だって見てしまいました。350頭の牛が今も生きています。僕は被曝を覚悟しながら、今も売れない牛を飼い続けています。この全頭の牛が命尽きるまで運命をともにします。
 この3年で浪江町の避難者が300人以上亡くなった。40年にわたって首都圏の電気を支えてきた双葉郡が捨てられようとしている。牛の殺処分指示は棄畜政策、仮設住宅の実態は半強制的な収容所、僕たちにかけられているのは棄民政策だ。東電と国と、人生をかけて闘うしかない。
 除染? ふざけるな。除染なんかしたって浪江で米づくりはできない。僕らは未来をつぶされた。この無念、空しさ、怒りをもって、残り人生を生きていくしかない。仮設住宅で人生終わってしまうのか。立ち上がって、この原発の時代をのりこえる国民の壮大な、深い連帯、広い連帯、今がその時だ。立ち上がろう。決死、救命、団結。広い連帯をつくろう。
 きょうは希望の牧場の赤い牛のみこしを持ってきました。芸術作品です。デモ行進でみんなで牛を担いでもらいます。渦巻きデモをやるぞ!

3・23三里塚全国集会は950人の大結集!

 本日、東京・芝公園で市東さんの農地を守ろう! 3・23全国集会が950人の結集でかちとられました。

三里塚3・23の2
動労千葉、動労水戸や合同労組など、労働組合を先頭に大結集!

三里塚3・23の4
三里塚反対同盟の北原事務局長

三里塚3・23の3
農地強奪攻撃と闘う決意をのべる市東孝雄さん

三里塚3・23の5
デモの先頭にたつ三里塚反対同盟

関東バス、20日始発から24時間ストライキ!

関東バス、20日始発から24時間ストライキ

関東バスが賃上げを求める春闘の労使交渉がまとまらず、20日の始発から24時間のストライキに入った。ストライキが続けば、一般路線バス187系統の9273本が運休し、約15万人に影響が出る見通し。

福島からの訴え!(68)

3・11反原発福島行動14の発言です。

国労郡山工場支部 橋本光一さん

 国労郡山工場支部は原発事故以来、JR会社に放射能対策を求める運動をしてきました。工場に入場した車両よりも、検査・修繕が終わって出ていく車両のほうが放射線量が高い。工場の放射線を含んだ粉じんが電車の屋根に降り積もって電車の線量が上がっている。私たち労働者は工場内にまき散らされている粉じんを吸引して内部被曝させられています。
 原発事故時に約20㌔地点で被曝した車両4両が昨年7月に検査・修繕のために入場しました。職場全体で反対運動をつくり、現場長に連日「説明会をやれ。線量を測れ。内部被曝対策を行え」と追及して、当局に防護服とマスク、ゴーグルなど原発作業員と同様の防具を準備させました。青年を被曝車両作業から除外させた職場もあります。夏の暑い時期に完全防備で作業するのは大変でしたが、みんな重装備での作業をやりぬきました。
 原発事故から3年。家族と一緒に県外に避難して「毎日新幹線通勤で大変だ」と言う人。「子どもも親戚も家にも墓参りにもなかなか来なくなった」と嘆く人。それぞれの考えや事情を抱えてみんな、必死で生きぬいています。それをまとめて一つにする力が労働組合にある。国労郡山工場支部は福島県と郡山の反原発運動を一本にまとめるため全力で頑張ります。

3・16春闘大行動は450人の結集!

20140316162700d23.jpg渋谷の街をデモ!

3・14自治労全国統一行動

 本日、自治労が3・14全国統一行動を闘っています。千葉労働組合交流センター自治体労働者部会の『団結ニュース』を紹介します。

戦争・改憲、民営化・総非正規職化・解雇自由、原発再稼働に突き進む安倍政権を打倒しよう!
3・16春闘大行動に集まろう
自治労3・14全国統一行動を共に闘おう!

 2014年春闘の山場が来ています。特に安倍政権による全面的な賃下げ攻撃との対決の時が来ました。賃下げ攻撃と闘う3・14自治労全国統一行動を闘い、「過労死許さず闘う労働組合を! 3・16春闘大行動」に大結集しよう! 戦争・改憲、総非正規職化・解雇自由、原発再稼働に突き進む安倍政権を打倒しよう!

 年功賃金解体に踏み切った人事院

 安倍政権は、私たち自治体労働者に対して、①年功賃金制の解体や諸手当廃止など給与制度の全面解体、②自治体業務を丸ごと民営化し自治体労働者を全員非正規労働者にする攻撃をしかけています。
 すでに昨年、安倍政権は公務員労働者に対して7・8%賃下げや退職金1割削減の攻撃をしかけ、昨年の人事院報告では「給与制度の総合的見直し」を打ち出し、公務員労働者の賃金破壊に踏み切ってきました。
 そして人事院は2014年度人事院勧告の素案を打ち出しました。それは、①民間賃金の低い地域で官民比較し、賃下げ・地域間格差を拡大する。②50歳代後半の大幅賃下げと賃金カーブの低賃金フラット化、③諸手当全般の削減と人事評価制度見直し、④昇給制度見直し、⑤技能・労務関係職種の民間委託推進と民間非正規職並みの賃下げ、などです。まさに全面的な賃下げ攻撃です。
 年功賃金制を解体し、諸手当なども廃止して、私たち自治体労働者を低賃金の地獄に突き落そうとしているのです。絶対に許すことができません!
 私たち自治体労働者だけの問題ではなく、全労働者の生活と人生をかけた重大な問題です。安倍政権は、自治体労働者をさらに低賃金に突き落すことで、民間労働者もさらに低賃金地獄に突き落そうとしているのです。
 安倍政権は、国家戦略特区を設定し、労働基準法の適用を除外した長時間労働や解雇を自由にできるようにしようとしています。
 全労働者の生活と未来をかけて、安倍政権による賃金破壊と闘おう!

戦後憲法体制の暴力的破壊を狙う安倍政権

 安倍政権は、2013年度の7・8%賃金削減に応じなかった自治体に対して、今年5月に配分予定の公共事業関連の補助金(総額870億円)を減らす方針を固めました。国の意向に従わない自治体に対する事実上の制裁措置であり、許しがたい国家暴力の発動です。国家財政を使って、国の言うことに従わせようとするやり方は、地方自治制度を根本から破壊する攻撃です。
 安倍政権がやっていることは、労働法制の解体、地方自治制度の解体、公務員制度の全面的な解体です。
 安倍政権は、戦後憲法体制を意識的に破壊しようとしています。集団的自衛権を行使できるように憲法解釈を変更し、武器輸出三原則も撤廃して自由に武器輸出ができるようにしようとしています。
 戦争賛美の極右思想(安倍と同じ思想)をもった人間をNHK会長や経営委員にすえるなど、戦後体制を暴力的に破壊しようとしています。それは、すでにアメリカ政府の激甚な反応を引き出し、戦後の日米関係の破壊、中国・アジア諸国との関係を意識的に破壊し、「戦争のできる国家」へと全面的に転換しようとしています。
 さらに、安倍政権は原発再稼働と輸出、TPP参加、消費税の8%化、社会保障制度の全面的な解体に突き進んでいます。
 安倍政権を許せば、雇用も生活もすべてが破壊されて、戦争です。こんな政権は一刻も早く打倒しよう。安倍政権打倒の先頭に公務員労働者がたとう。安倍政権打倒の春闘を闘おう。3・16春闘大行動の先頭に自治体労働者がたつことを訴えます!

自治体丸ごと民営化と総非正規職化反対!

 今自治体では、自治体業務の丸ごと民営化の攻撃が始まっています。特に、国民健康保険などの窓口業務の民営化(外注化)との闘いがついに本格的に始まりました。 東京都の足立区では、全国で初めて、2015年度から国民健康保険の窓口業務、保険料計算、徴収などを民間企業に一括して委託する動きが本格化しています。すでに、NTTデータが5年契約で委託料約18億円で受託するという報道が行われています。
 ついに自治体業務、特に窓口業務の丸ごと民営化が始まりました。民営化の狙いは、本来金もうけの対象ではない自治体業務までも、企業の金もうけの手段にすることです。利益追求のために、人件費は削減され、低賃金の非正規労働者に置き換えられていきます。
 民営化・非正規職化絶対反対で闘おう!

 安全崩壊をもたらした数々の民営化

 1987年の国鉄分割・民営化以来、「民間にできることは民間に」「官から民へ」などと言われ、国鉄、郵政、社会保険庁、道路公団などが民営化されました。
 しかし、民営化は成功したでしょうか? 大失敗になったのです。民営化による安全崩壊の事態を見て下さい。JR北海道は安全が崩壊し事故が多発しています。JR西日本での尼崎列車事故、JR東日本でも2月23日に京浜東北線が駅工事車両と激突し、脱線転覆する大事故が起きました。事故の原因は、川崎駅の改修工事をJR東日本が下請会社に丸投げ外注化していたことにあります。そのほか、高速ツアーバス事故、ボーイング787事故、笹子トンネル事故など、利益追求・安全無視の民営化が大事故を続発させる事態を引き起こしています。
 窓口業務は、自治体業務の根幹です。ここを民間企業に丸投げ委託(外注化)することは、自治体が国民健康保険や生活保護などについて、責任を放棄していくことになっていきます。しかも民営化は、非正規職化とセットです。自治体労働者の雇用が全面的に破壊されます。
 今こそ、丸ごと民営化に絶対反対で闘おう!

 解雇撤回・JR復帰をかちとろう!

 動労千葉は国鉄分割・民営化絶対反対を貫き、ついに国鉄分割・民営化で解雇されたのは不当労働行為であることを東京高裁に認めさせました。解雇撤回まであと一歩です。最高裁で解雇撤回とJR復帰の判決をかちとろう。そのための署名を10万筆集めよう。労働者こそ社会の主人公です。労働組合で団結して闘えば、賃下げや民営化・非正規職化を阻止するのみならず、この社会を根本から変える力をもっています。今こそ、闘う労働組合を職場からつくりだそう! 3・16春闘大行動へ!

3・11反原発福島行動は1100人の大結集!

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国労郡山工場支部の橋本さんが、被曝労働拒否の闘いを報告

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浪江町 希望の牧場の吉沢さんが、国と東電に対する怒りの訴え!

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郡山駅前までのデモを闘いました。


富士山とスカイツリー

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今日は、3・11東日本大震災から3年。
福島県郡山市で、3・11反原発福島行動が行われます。
いま千葉の仲間とバスで向かってます!
途中、バスから富士山とスカイツリーのコラボ。

株主配当が過去最高の8兆円!

野村証券によると、2013年度に株主へ支払う配当の総額は約8兆1千億円に上り、過去最高になる見通しである。現場で働く労働者は解雇、賃下げ、低賃金、長時間労働、パラパラ、過労死などで苦しんでいるのに、何もしないで株だけ持っている資本家どもが利益を得ている。これが資本主義といえばそうだが、許し難い。株価を上げるために外注化や非正規化が行われ、労働者が犠牲となる。こんな腐った社会はひっくり返すしかない!
闘う労働組合を職場からつくりだし、労働者の団結した力で、社会を変えよう! 2014春闘を闘おう!

京浜東北線脱線転覆事故の本質

※『日刊動労千葉』(3月7日号)です。

鉄道を外注化してはならない!
京浜東北線脱線転覆事故の本質

外注化・規制緩和の必然的結果

 このままでは再びとり返しのつかない事故が起こる。「JR崩壊」と呼ばれる北海道の現実は、決して北海道だけの問題ではない。そのことを衝撃的に示したのが京浜東北線・川崎駅構内で起きた脱線転覆事故だ。
JRの監督責任をはじめ、工事管理者、線閉責任者、重機安全指揮者等がひとつでも機能していれば起こるはずのない事故であった。だが、外注化と規制緩和の結果、安全を守るためのその仕組みは形だけのものになっていた。この事故は起こるべくして起きた事故であった。絶対に個人の責任に転嫁して終わらせてはならない。
 この日予定されていたのは川崎駅改良工事だが、関係者の所属会社を見てほしい。軌陸車を載線し工事を始める準備を整えるまでの間だけでも、すでに作業は5社の下請けにバラバラに外注化されていた。

業務は5社にバラバラに!
◎工事管理者/鉄建建設
◎工事管理者(保安担当)/大林組
◎線路閉鎖責任者/テッケン興産
◎重機安全指揮者/シンテイ警備
◎工事車両運転手/恵比寿機工
◎列車見張員/シンテイ警備

JRの責任を全て放棄

 しかも、工事は丸投げ外注化されており、責任を負うべきJR東日本は元請けですらない。
 今回の工事の場合、元請事業者は鉄建建設と大林組の共同事業体で、JRはただの発注者に過ぎない。JRは何が起きても責任をとる必要のない立場に身を置く仕組みを巧みにつくっているのだ。
 だから、現場にはJRの責任者は一人も居なかった。と言うよりも、「特定元方事業者と見なされるおそれがあるから、施行管理はしてはならない」と指導しているのである。列車の間合いを扱う危険作業なのに、どう考えてもそんなことが許されていいはずはない。

誰から指示を受けて作業するのか?

 この日、現場に集められた人たちは、おそらく、お互いに顔も名前も知らない関係だったはずだ。工事管理者も、線閉責任者も、重機安全指揮者も、軌陸車の運転も全部別会社。事故が起きない方が不思議だ。
JR東日本は、今回の事故の後、「誰から指示を受けて作業するのか、指揮命令系統図を作成し、点呼で一人ひとりにそれを示して確認する」という文書を出している。こんなイロハのイ以前のこと、素人のようなことを再確認せざるを得なくなっているのがJRの現実なのだ。何次もの下請化・外注化の結果、現場は、誰から指示を受けて作業するのかすら曖昧になっていることを自認しているのだ。
 しかし、それは指揮命令系統だけの問題ではない。外注化とは、雇用も、労働条件も、必要な要員数も、技術継承も、全て破壊し、底辺に向かって競争させる意味をもつものだ。こうして職場は荒廃し、安全が崩壊するのだ。

線閉責任者は派遣労働者?

 とくに、安全確保上最も重要な役割を果たすべき線閉責任者は、元請会社の者ですらなく、さらにその子会社から派遣されていた。
 そもそも、線閉責任者まで外注化できるようになったのは規制緩和によるもので、本来なら列車の運行を管理しているJRが責任をもたなければ、今回のような事故が起きるにきまっているのだ。百歩譲っても、最低、工事管理者である元請け企業が責任をもって行なうべき業務である。

同じことが日常化!

 実際、今回と同様の事故が日常化しているのがJR東日本の現状だ。
 昨年10月8日に幕張車両センター構内で起きた工事用車両のポイント割出し事故もそうだ。信号所が外注化されなければ起きなかった事故だ。
工事のために線閉を要請する側(東鉄工業)も、テコを扱って線閉を行なう側(CTS)も、どちらもが外注化されて別会社だった。それぞれの会社とJRの間には委託契約関係があるが、東鉄工業とCTSの間には何の関係もない。だから、直接線閉の確認をすることもできない中で連絡ミスが起きて事故になったのだ。
 しかもこの日は、隣接線でさらに別の下請会社・メカトロニクスによる作業が入っており、そのために出されていた赤色灯を見て工事用車両が停止したことが事故の発端となった。東鉄工業とメカトロは、この日の作業が競合していることを全く知らないまま現場に来ている。これでは、事故が起きないほうが不思議だ。
 また、1月10日には、凍結臨が走ることが、外注化された銚子検査派出に全く知らされておらず、所定の出区点検をしていたすぐ脇の列車が突然動きだすということが起きている。ひとつ間違えば触車・死亡事故になっていた重大事態だ。
 銚子検査派出は一昨年10月にCTS幕張事業所に外注化された。それまでは、JR銚子運転区に所属しており、こんなことは絶対に起きるはずもなかったのだ。

今回の事故を引き起こしたもの

 今回の事故にはより大きな背景・原因がある。それは1999年2月に起きた山手貨物線事故の後処理の問題だ。この事故の原因はつまる所ここまで遡る。
 山手貨物線事故とは、臨時の回送列車が通ることを知らせていなかったため、保線作業中の下請会社の労働者5名が触車して死亡するという痛ましい事故であった。ところがJR東日本は、事故の翌年、「保安打ち合せ票」を改訂し、作業安全上の注意事項欄や、保安要員・作業員の人数を記入する欄を無くしてしまったのだ。それ以降、JRは、発注した作業が何人で行なわれているのかすら把握しなくなった。一体なぜこのような全く逆行する対応が行なわれたのか?
 当時、JR東日本が出した文書によれば、「保安打合せは施行に関する打合せではなく、あくまで保安に関する打合せである。従って工事の施行にまつわる作業安全上の注意事項は不要でありこの欄を削除する」というのだ。何を言っているのかさっぱり理解できない文書だが、続けて次のように言う。
「障害事故に対する注意や安全管理に関する内容について、指示もしくはそれに近い行為があった場合は、その行為自体が施行管理と見なされ、当社が特定元方事業者と見なされるおそれがでてくるため、当社は作業安全上の注意事項は記入しないこととする」。
 要するに、「特定元方事業者」としての責任を逃れるため、あるいは偽装請負ではないという形式を整えるために「安全管理に関する指示はしてはならない」という内部文書まで出したのた。
JRの工事で何人死のうがJRは関係ないというのだ。信じられないことだが、これは事実だ。これを見れば、何で今回のような事故が起きたのか、全てがはっきりする。

背景にあった外注化への突進

 1999年は、鉄道業務の全面的な外注化の突破口となるシニア制度が提案された年であり、2000年は、「(これからは)冷徹な優勝劣敗の市場原理と自己責任の原則に貫かれた経営をする」とうたった「ニューフロンティア21計画」が発表された年だ。いわば外注化元年だ。この年に運輸省令の規制緩和も行なわれている。
 先に引用したJR東日本の文書は、事故が起きようが、何が起きようが、JR東日本はいっさい責任を負わない。保線も、電力・信号の保守も、車両検修も、構内運転も、駅も、とにかく可能なものは全部外注化し、全てを下請会社の責任で処理させて新自由主義的経営に突っ走るという宣言だったのである。
 山手貨物線事故はちょうどその時に起きた。委託業務の責任をJRが負わなければならなくなったら大規模な外注化計画がその出発点でつまずく。JRには絶対に責任が及ばないものとして処理しなければならない。こうした経営判断がされたであろうことは想像に難くない。

京浜東北線事故に対するJR東日本の対応

 JR東日本は、京浜東北線事故後、あまりにも非常識なこの対応をなし崩し的に若干修正しようとしている。それほど現実は深刻だということだ。
 JR東日本・富田社長名で配られた「グループ会社の皆さんへ」と題する文書があるが、その中に「当社社員による工事施行立会いの強化を講じることとします」の一文があり、一方、JR社員に配られた運輸車両部長名の文書では、「3線以上に工事用機械を載線させる場合は、JR東日本社員が立ち合う」としているのだ。
 だが、そうした小手先の「対策」だけでは問題は到底解決するものではない。なぜなら、長年にわたって、業務の丸投げ的な外注化を続けてきた結果、JR側には、現場の作業がわかる者、技術力をもった者がほとんど居なくなっているのだ。人を出しても、ただ居るだけでしかない。
 何が間違っていたのか、なぜこんな現状になってしまったのか。無差別な外注化の在り方も含め、全てが見なおされなければならない。
 例えば、JR発足後300人以上が労災死している現実がある。そのほとんどが下請けの労働者だ。驚くべき人数だ。外注化が労働者を殺し続けているのだ。しかし、そのほとんどのケースでJRは何の責任も問われていない。こんなことがこれ以上続いていいはずはないのだ。放置すれば、いつか大惨事となる。今止めなければならない。

外注化とコスト削減で安全を破壊

 もう一点触れておかなければならないのは、この程度の衝突で先頭2両が転覆・大破していることだ。
 かつての車両であれば、脱線はしても転覆まではしなかったはずだ。尼崎事故の時に問題になったペラペラに軽量化された車両の危険性、不安定なボルスタレス台車の問題点等が改めて検証されなければいけない。
 もし、乗客が乗っていたら、まさに第二の尼崎事故だったのだ。コスト削減・効率化・スピードアップを求めるあまり、安全が犠牲にされているのは明らかだ。
 尼崎事故、羽越線事故、レール破断の多発、関越自動車道の高速ツアーバス事故、笹子トンネル事故、ボーイング787事故、JR北海道の事態、そして京浜東北線事故、……
 あげればきりがないこの間の重大事故の多発は、民営化・外注化・規制緩和、そしてコスト削減と効率化だけを追い求めることが何をもたらすのか、その恐るべき真実をわれわれに示している。JRは直ちに外注化をやめろ! 反合・運転保安確立に向け、全力を尽くして闘おう。

柏市役所が自衛官募集

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今話題の柏市に行ったついでに柏市役所にいってみると、なんと自衛官募集中の垂幕が!

第9回千葉県三里塚集会を開催!

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DC会館を満杯にして開催!

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空港反対同盟事務局長の北原さん。市東さんの農地を守るために闘うことを訴え!
動労千葉と共に闘ってきた三里塚闘争の歴史を振り返り、労農同盟で闘うことを訴えました!

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動労千葉の田中委員長。三里塚闘争を闘うなかで、動労本部から分離・独立をかちとり、国鉄・分割民営化に立ち向かったことを振り返り、三里塚闘争を闘う決意を表明! この3月、安倍政権打倒に立ち上がることを訴えました!

90歳をこえる北原さんが、30分にわたる大演説! 反対同盟の決意にこたえ、3・23三里塚全国集会から、3・26市東さんの農地裁判控訴審に大結集しよう!

プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

dcnarashino

Author:dcnarashino

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