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3・11福島県民大集会での大江健三郎さんの発言!

 原子力発電所をどうしなければならないかということについて、私の考えを申します。
 この1年間、学者たちの分析と批判を注意深く読んできました。原子力発電は完全にはコントロールされてはいなかった。特にこの活断層だらけの国で、地震への対応は学者たちの警告が生かされていなかったことを学びました。
 3・11の後も原発の再稼働を考えている人たちがいます。「再稼働してもいい」と許可をだした学者たちの集まりがあります。いくつもの原発の地盤が活断層の上にかかっているという警告を無視してきた学者が、今も再稼働を決める中にいる。こういう知識を私たちみんなのものにして、率直に反対しなければならないと考えています。
 大事故が起これば、今を生きる私たちのみならず、未来社会に生きる人間みなに大きく長期間の影響があることを思い知りました。
 正直に言えば、私は力を落としていました。ところがドイツでは原発を全廃するという委員会の答申を国家が承認し、ドイツ全体が原発廃止に至った。この議論をした集まりの名前は、倫理委員会です。政治的・経済的な理由
よりも倫理的な理由を優先して考える人たちの動きが、原発廃止の結果になりました。
 日本ではバブルのころから倫理的という言葉をあまり使わなくなりました。私は倫理的な責任を取ることが人間にとって一番根本になければならないと考えています。そして倫理的な責任とは、この世界で人が人間的に生きることを妨げてはならないということです。
 人類は過ちを犯してきたし、倫理的でないことが行われてきたが、大筋ではこの責任を取って生き続けてきた。しかしあと一度、二度、原発で大事故が起これば、私たちは将来の人間が人間らしい生活をしていく責任が取れない。将来の人間についても、今現に生きている自分自身についても不安を感じています。
 私たちに求められているのは、原発の事故を絶対になくすことです。絶対になどということができるのか。できます。この国の原発をすべて廃止すればいい。私たちや私たちの子どもたちが原発の事故により大きい放射能の害をこうむるということは、絶対にない。これを私たちはやらなければならない。
 「原発の電気がなくなれば生活はどうなるか」と政府や産業界、マスコミの一部までが脅迫しています。しかし、政治的責任・経済的責任よりも国防的責任よりも、人間が将来、人間らしく生きていけるかどうかということです。私たち市民一人ひとりがどのように生き、どのように新しい電気の道を開くか。その市民の働きが今、電気についても新しい道をつくり出していく。現に昨年の夏は節電をして、電力の危機と言われた事態をのりきりました。それを今年も来年も続けていくことだと思います。
 東京で大きい集会をした時に、一人の方がジョン・レノンのイマジン、想像しましょうという詩のことを言われました。
 私は想像することがある。それは近い将来のある日、ある朝、この国のすべての小学校、中学校、高校で、校庭にこのように生徒さんたちが集まる。そして先生が、生徒代表が、こう告げる。「みなさん、この国は原発を全廃することを昨日、決意しました。私たちの未来に原発事故の不安はもうありません」。そして子どもたちの大きい歓声が響くことを私は想像します。それを実現させましょう。
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コメント
大江氏の発言に対する違和感
大江健三郎氏の発言はそれなり説得力がありどうこう言うつもりはない
。但し大江氏はかつて沖縄・広島ノートを書く半面科学の進歩や核の平和利用を賛美して自著でも原発を推進してきた文化人。過去の自分の言動に触れず脱原発を訴える。ある意味日共と同レベルの同氏を何故革命的共産主義者とおもわれるこのブログが批判なしに掲載されるのか?
2012/03/19(月) 21:50 | URL | 習志野K #-[ コメントの編集]
大江発言に思う
かつて大江さんは『核時代の想像力』(1970年)のなかで、 「核開発は必要だということについてぼくはまったく賛成です。このエネルギー源を人類の生命の新しい要素にくわえることについて反対したいとは決して思わない。しかし、核開発(に関わる)人間は、核兵器としての人類の死にかかわる側面を否定している人間でなければならない」と書きました。今から思えば核エネルギーを肯定しているので許せない、と言うことも可能でしょう。しかし今原発を告発している多くの文化人も、今大人になっている私たちも、かつては大江さんと同じように原発を「夢のエネルギー」と思い込まされたり、原発反対運動にも中途半端な行動しかとれなかった。このことが福島の皆さんを初め多くの人々を苦しめている、と深刻に反省する必要があると思います。バッシングを受けながらも真摯な発言をされている今の大江さんの姿勢は、選挙のためにコロコロ主張を変えるどこかの政党とは区別して考えるべきでしょう。むしろ福島を初めとする全国の反原発の怒りと行動が大江さんにこうした行動を起こさせているんだと思いますし、もっともっと運動を強める必要があると思います。
2012/03/20(火) 14:27 | URL | キクちゃん #-[ コメントの編集]
福島県民大集会
 
とても参考になりました。ありがとう! 
 
2012/03/29(木) 04:43 | URL | ナガオ #TY.N/4k.[ コメントの編集]
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プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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