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藤田祐幸著『知られざる原発被曝労働』!

 藤田祐幸著『知られざる被曝労働 -ある青年の死を追って-』が岩波ブックレットから出ています。1996年に発行されたものですが、昨年に再発行されていますので読むことができます。
 今、全国の原発では定期点検が行われ、膨大な人たちが被曝労働を行っています。被曝労働を不可避とする原発は絶対に廃炉にしなければなりません。
 この本では、原発労働者・嶋橋伸之さんが被曝労働で死にいたり、遺族が労災をかちとっていく経過などを通して、原発で働くことが被曝を伴うものであることを明らかにしています。野田政権が、大飯原発3、4号機の再稼働に向かっている中で、原発はたとえ事故が起きなくても、被曝労働で人間を殺すことによってしか成り立たないものであることをはっきりさせることが重要です。
 嶋橋さんは、29歳の若さで亡くなるまで、累積で50・93ミリシーベルトの被曝を重ねました。「100ミリシーベルトまでなら被曝しても大丈夫」などと大嘘を言う連中がいますが、嶋橋さんは約50ミリシーベルトの被曝で亡くなったのです。
 嶋橋さんの被曝歴が書かれた放射線管理手帳は、嶋橋さんに生存中には渡されず、訂正や削除の書き込みがされ、傷だらけとなっていました。また、健康診断の記録でも、明らかに白血球数に異常があるにもかかわらず、健康診断を担当した医師が「異常なし」という判断を下しています。なぜそういう判断を下したかは、実に恐るべき内容なので、実際に本を読んでください。原子力村に住む医師もいるわけです。
 原発労働者の大半が下請け労働者であり、被曝労働を強いられている現実も出されています。電力会社が金を渡して、遺族の告発を黙らせようとしたことなども書かれています。
 「おわりに」にはこう書かれています。「原発被曝労働者の場合には、被曝すること自体が労働の本質でありノルマですらある。原子力産業はある一定の人数の労働者が死んでいくことを前提にして存在する。労働者の使い捨てによって成立しているといっても過言ではない。被曝労働者は、生きているかぎり発病の恐怖の中で無権利の状態に放置され、その実態はあたかも現代社会の恥部であるかのごとく闇の中に隠されている。
 労働者の被曝による利益が、もしあるとするならば、それは労働者にではなく、会社側にある」
 「一人の誠実な青年が死をもって我々に伝えようとすることの意味は、限りなく深く重い。私たちはもはや目をそむけるわけにはいかない」
 「嶋橋伸之さんの死を無駄にせず、この悲劇がこれ以上繰り返されないことを願い、このブックレットを青年の霊前に供える。合掌。」


 原発再稼働を絶対に阻止し、全原発廃炉を絶対にかちとろう。
 「命よりも金もうけ」の社会を根本から変え、被曝労働のない社会をともにつくろう!
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プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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