闘う労働運動を職場からつくりだそう!

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6・10集会に向けた動労千葉・田中委員長の訴え

 5月27日に行われた6・10集会第二回実行委員会での動労千葉・田中委員長の発言です。この訴えに応えて、6・10集会の大結集を実現しよう!


 闘いは一歩一歩、着実に前進しています。私自身あらためて、この運動にかけきりたい、この運動で階級的労働運動をよみがえらせたいと決意しています。6・10集会を、われわれ自身がひとつの転換をかちとる集会にしたい。
 この間、起きていることに本当に腹が立ってしょうがありません。
 一つ目は関越自動車道の事故です。あの光景を見て、尼崎事故そのものだと思いました。あれは国土交通省による殺人事件です。規制緩和したらああなることは国交省は百も承知してたんです。
 鉄道もバスもタクシーも一斉に規制が緩和されました。「事前規制型の行政はやめて事後チェック型に転換する」と。事故が起きたら人間が死ぬんですよ。事後チェックで済むんですか。
 もっと腹が立ったのはこんな大事故の直後に、航空関係で「100項目の規制緩和をする」って言っていることです。
 さらにJR西日本前社長の山崎正夫が7月1日から「安全研究所」の技術顧問になる。尼崎事故裁判で無罪になっただけでもはらわたが煮えくりかえってたんだけど、東電の開き直っている幹部と同じじゃないですか。
 生活保護をめぐっては、片山さつきと自民党が陰謀を仕組んで、それを受けてすぐに小宮山厚生労働大臣が生活保護の見直しを宣言しました。問題は生活保護ですか? 3万人以上が毎年自殺し、2千万人が非正規職のワーキングプアに突き落とされ、年金もガタガタ。生活保護以外に生きられない人があふれている。これが問題なんじゃないんですか。問題が全部すりかえられて、ウソにウソを重ねてああいう宣伝をやっている。
 社会が完全に壊れています。毎日、労働者が殺されています。階級的立場を研ぎ澄ますことが絶対に大事です。この腐りきった社会に対する自分の中から沸き上がる怒りこそ土台です。それを職場の仲間に訴え、具体的闘いへと組織し、すべての怒りを6・10集会に結集させたい。

 では一番、何が問題なのか。日本の労働運動の崩れ方があまりにひどいことです。課題はこの一点に尽きると言ってもいい。
 そうであるが故に、国鉄分割・民営化の問題、国鉄闘争にあらためてこだわり抜くことが大事です。なぜか。国鉄分割・民営化で日本の労働運動がここまで崩されたからです。総評と社会党は自ら解散し、階級的力関係が変わって膨大な労働者が非正規職に突き落とされた。すべては国鉄分割・民営化から始まった。ここをあいまいにして労働運動の前進はない。これが第一です。
 他方、われわれがやったきた国鉄分割・民営化反対の闘いは、僕らが思っている以上に国際的に評価されている。新自由主義の民営化攻撃に正面から立ち向かい、20年も30年も団結を守り抜いてきた前例は国際的にもない。韓国やアメリカの同志から言われて「ハッ」と気がついたことです。
 一昨年の4・9政治和解と対決してこの国鉄闘争全国運動を立ち上げたわけですが、この対抗関係の中に階級的労働運動の帰趨(きすう)がかかっているんです。
 重要なことは、僕らが腹を決めて「ここで引き下がったら日本の労働運動に未来はない」と訴えた途端、呼びかけ人の方々が「一緒に闘おう」と名のりをあげてくれたことです。けっして孤立しなかった。一昨年、昨年は「国鉄闘争の火を消すな!」と訴えましたが今年も同じではいけない。「国鉄闘争の火をもっと大きく燃え上がらせよう」ということでなければいけない。
 もう一つ付け加えるならば、民主党政権の「成長戦略の柱」は、原発輸出、水インフラに加えて鉄道のパッケージ輸出です。野田政権が立ち上げようとしている「平成版臨調」の中心には、日航名誉会長・稲盛と並んでJR東海会長・葛西が入っている。
 労働運動の大流動も国鉄をめぐって起きています。全労協の事務所は新橋の国労の建物にあったんですが、この5月に国労が追い出しました。全労協にいてもらっちゃ困るから、つまり国労本部が連合に行こうと腹をくくっているからです。労働運動の雪崩うつ新たな崩壊も、国鉄労働運動をめぐって起きている。やはり、ここが勝負なんです。

 こうした中で国鉄闘争が重大な決戦局面を迎えています。
 私たちはJR東日本における検修業務外注化を11年間止めてきましたが、この5月にそれが一気に動き出しました。会社は、何が何でも10月1日に外注化を強行する構えです。
 しかもこれは、東労組が5月14日に「申19号」という申し入れを出す形で動き出した。「ここで外注化に協力すれば切り捨てられないで済むかもしれない」という思惑で、まさに腐った結託体制です。東労組の現場組合員に反対の声を上げる間も与えず一気に決めてしまおうとしている。6月には妥結する腹です。
 会社も切羽詰まっています。JR東日本全体で検修部門の外注化だけが進んでない。偽装請負問題が暴露され、これまで外注化してきたものまで問題になりかねない。
 しかも、駅や検修では50歳以上の国鉄採用者が半分以上です。どんどん退職が始まる。会社は、外注化を前提にして若い人を入れてこなかったから、これから業務がどんどん崩壊し始める。
 10年間の闘いで、ここまで会社と東労組を追い詰めてきた。ここで本当に勝負したい。この闘いで戦後労働運動がのりこえられなかった限界を超えることができるかどうか、闘って闘って組織を拡大することができるのかどうか。簡単ではないが、動労千葉としてはここにかけたい。
 6・10集会は、国鉄分割・民営化の総決算、とりわけ全面外注化をめぐる最大の決戦に全面戦争を構える集会であり、この闘いを通して、階級的労働運動復権に向けた決戦を僕らのすべての力を注ぎ込んで始める総決起の場、転換の場にしたいと思っています。

 では、労働運動を変革する可能性はあるのか。困難だけれど間違いなくあります。
 第一の理由は、支配階級が足元から崩壊しているからです。こんな支配の崩壊ぶりは見たことありません。本当に打つ手がない。自民党も民主党もダメ。だから橋下みたいなやつが担ぎ出されている。いかんともしがたい中ですべてが労働者への攻撃に転化している。
 第二の理由は、何よりも怒りの声が限界を超えて社会の隅々まで積み上がっていることです。
 第三の理由は、大震災と原発事故以降、膨大な労働者が「国家の本質」を見たことです。「こいつらはおれたちを殺すんだ」ってみんな思っている。しかも、ここまで壊れてしまっている社会を、橋下・維新の会や、被災地「特区」でさらにぶち壊そうとしている。われわれのやり方いかんで労働運動復権の可能性は絶対にある。
 求められていることは何か。
 一番目は、冒頭に述べたように、新自由主義がもたらした現実、これから始まろうとしている現実への激しい怒りです。
 二番目に原発被災地・福島との連帯です。福島を先頭とする反原発闘争と、反失業闘争、反新自由主義闘争の結合です。福島がたたき込まれている現実にこそ、この国の支配の本質が鮮明に示されているし、引くことができない非和解的関係にある。職場からの闘いを通して福島と連帯する。この中から間違いなく階級的労働運動の再生が始まる。
 三番目に、大阪市長・橋下の攻撃に、4大産別決戦として立ち向かうことです。こう構えなければいけない。国家財政危機なんだから4大産別です。大阪でいえば数年間で半分が首になる。今度の総選挙で橋下が勝ったら、大阪の職員条例を法制化すると言っている。これが財界の意思です。民営化・外注化阻止-非正規職撤廃の闘いはここが勝負所です。そうでなければ、いま民間で必死に闘っている仲間たちも勝てない。
 四番目に、民営化・外注化―非正規職化阻止の闘いに全力で立ち上がることです。非正規職労働者とともに立ち上がることを正規職労働者の正面課題に据えることです。
 動労千葉の外注化阻止闘争は、この点で、何とか今までの労働運動のあり方を変えたいという挑戦であり、反合・運転保安闘争の路線的な発展だったと思っています。「事故や外注化問題は労働組合の課題にはならない」と、ずっと言われてきました。でも、これを許しておいて「反合理化」を掲げてもウソになる。戦後の反合理化闘争の限界をのりこえる努力だったと思っています。
 五番目に、国際連帯闘争の画期的な地平です。大事なことは、いまだ小さい力ながらも私たちが信頼されていることです。なぜ信頼を勝ちえているのかを自覚的にとらえ返さないといけない。この先に階級的労働運動の復権が必ずあります。
 転換という意味では、新しい参加者がどれだけ生まれるかが大事です。発言する人も初めて来た人に向かって訴えて欲しい。そうした転換が全労働者に通用する内容を生み出していきます。
 組織建設という観点で言えば、全国に呼びかけ人をつくって全国運動を本格的な大衆運動へと発展させたい。会員2000人の突破とは、そういうことだと思います。
 6月10日に会場を埋め尽くす2千人結集をかちとるために全力で最後の奮闘をお願いします。
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プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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