闘う労働運動を職場からつくりだそう!

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福島からの訴え!(32)

ふくしま合同労組副委員長 ガソリンスタンドで働く労働者
 坂元太平さん


 本宮市の高速道路のサービスエリアにあるガソリンスタンドで働いています。福島第一原発から50㌔ちょっとです。
 3・11直後、高速道路を通れたのは緊急車両と避難者だけでしたから、給油に来る人はみな深刻でした。「避難するために」とか「薬を運んでいるから」とかいう人ばかり。必死でガソリンを確保し、1台10㍑とかに制限しても、すぐに底をついて「一滴もないです」と断るしかなかった。
 自分の持ち場が人間の生き死にのかかった職場だと痛感した。「自分が逃げたら確実に死者が増える」と感じましたよ。電気やガス、水道で働いている人たちもみな、同じ気持ちだったと思う。
 僕らは勤務時間はほぼ外に出ずっぱり。あの数日だけで大変な被曝をしたと思います。

 内部被曝による体調不良が続く

 3・11以降、体調はずっと悪いです。一言で言うとだるい。最初のころは鼻血が出やすかったし、皮膚病もずっと治らない。めまいも続いた。せきも1カ月以上続いた。風邪でもないのに、ずっとおかしい。職場の同僚も同じです。
 脳神経外科、内科、耳鼻科、精神科にも行っていろんな検査をしたけれど、どこでも「異常はない」と言われる。だけどとにかく疲れやすい。率直、困っています。
 ガソリンスタンドは周りよりも線量が高い。最近もお客さんが「ここ、0・6マイクロシーベルト以上ある」と言っていました。とりわけ汚泥のためますは線量が高い。1年前に新潟県のガソリンスタンド洗車場の汚泥を測定したら、1㌔グラムあたり9万ベクレルが検出された。福島はもっと高い汚泥があるはず。だけど測定せずに問題を封印しているんです。

 居住制限区域でも被曝労働強制

 政府の原子力災害現地対策本部が6月18日に「居住制限区域における例外的な事業継続・再開の運用について」という文書を出し、7月1日に施行しました。今年度に入って避難区域を再編して、年間20㍉シーベルト以上50㍉以下の地域を「居住制限区域」としましたが、その区域で「例外的に事業再開を許可する」と決めたんです。
 許可する事業は「①雇用の維持・創出に不可欠な事業」として病院、福祉施設、飲食業、小売店など。「②復興、復旧作業に付随して必要となる事業」として金融機関、ガソリンスタンド、廃棄物処理など。そこには「事業所付近の平均空間線量が毎時3・8マイクロシーベルトを大きく超えないこと(原則屋内における作業を基本とし、屋外での作業は可能な限り少なくするように努める)」と記しています。
 しかしガソリンスタンドや廃棄物処理の仕事が「屋外での作業は可能な限り少なく」して成り立つのか? あり得ない。1日屋外で働いたら翌日は屋内で働かせるとか、きちんと対策を取らない限り、仕事をさせてはいけないんです。だけど被曝労働への対策は何も取らずに「再開しろ」と言う。ふざけんな、です。
 原発労働者以外にも被曝労働をさせられている労働者はいっぱいいる。屋外で働く労働者はとりわけそうです。一番弱いところに攻撃がきています。未成年の外国人まで除染労働に駆り出している。でも彼が福島でそれなりに収入を得られる仕事を探そうとしたら、そういう労働しかない。新自由主義の極限の中で起こっている事態です。

 全国・全世界の仲間とつながり

 被曝労働にストライキで立ち向かっている動労水戸はすごい。国労郡山工場支部でも、労働組合があるから闘える。被曝労働が強いられている職場に、労働組合をよみがえらせなければならないと痛感します。
 国鉄闘争も沖縄闘争もずっと取り組んできたけれど、僕自身は3・11を受けて、「根っこは一つ。敵は一つ」という実感が一段と進んだ。国鉄の1047名解雇撤回闘争の当事者たちの「絶対許せない」という怒りとエネルギー。カネじゃないんですよね。僕らも人間をないがしろにして原発事故を引き起こしたこの体制、政府、新自由主義への怒りはどんなことがあっても消えません。
 「労働者は一つだ」という思想で全国、全世界と結びついて闘うことこそ、すべてを解決する道です。福島を革命の拠点としていくために、この地で闘いぬきます。
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プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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