闘う労働運動を職場からつくりだそう!

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福島からの訴え!(37)

NTT労組福島分会組合員 福島県労組交流センター代表 渡辺 馨さん

 NTTで今、65歳までの定年延長とセットになった青年労働者の賃下げの問題が起きています。今春の賃金交渉の過程で会社側が提案してきたもので、来年4月1日実施が狙われています。
 名目は「65歳まで安定して働く仕組みづくり」ですが、1985年の民営化以降二十数年、採用を極端に減らした結果、どの職場でも若い世代が少なく、技術継承がなされていないという危機に追い詰められて打ち出した制度です。問題は61~65歳の労働者の賃金の原資のために20~40代の労働者の賃金を15%切り下げるということ。まさに青年の未来を奪うとんでもない制度です。
 NTT労組本部は会社提案について「やむを得ない」という立場で、闘うスタンスは皆無です。
 だけどさすがに若い人は耐えられない。「私たちの未来はどうなるんだ」「10万円そこそこでどうやって食べていけばいいんだ」という声が上がっています。20代前半の青年は基本給が約14万円、天引きされて手取りは10万円ちょっとです。しかもNTTは定期昇給制度が完全に解体されて評価賃金制度になっているから、今後の賃金の見通しもまったく立たない。こんな低賃金では本当に生活していけない。

 7月11~12日に仙台市で行われたNTT労組全国大会の会場前で、こういう現場の声をビラにして配りマイクで訴えました。宣伝活動を始めたら30人近い「大会警備」が出てきて、ゴミ袋を持ち出し、受け取った人からビラを取り上げる。カバンに入れた人はカバンを開けさせて取り上げた。もちろんそれでも抵抗して持っていく人もいましたけれど。組合幹部は「こんなゴミを全国大会会場に入れさせるな」とまで言いました。
 大会議案もひどいもので、原発も放射能も一言もない。大会スローガンは「『東日本大震災』からの復興・再生に総力をあげる」。民主党政権とまったく同じです。放射能汚染と日々向き合っている福島の現実など見向きもしない。それだけ本部と現場組合員の隔たりは大きくなっています。

 原発、外注化、非正規職労働者の激増――新自由主義攻撃のすべてを連合が支えてきた。連合こそ資本の最後的な救済者であり、この現実を職場からひっくり返すことこそ私たちの課題です。
 職場では原発の問題と職場のテーマを両方書いたビラを配り、「被曝労働で成り立つ原発と、青年の未来を奪う賃金制度改悪の根っこは一つだ」と訴えています。
 若い世代からは「『今の組合は問題がある』と言うけど、この現実を認めてしまったのはあなたがたでしょう?」という厳しい言葉もある。実際そうなんです。自分たちが闘いきれなかった結果だから。そういう言葉も率直に受け止め、闘う労働組合を奪い返すために青年たちと真剣に向き合っていきたい。
 職場で原発の話をしても、若い人はあまり乗ってこない。それは若い人ほど深刻に考えているからです。「しょうがない」とあきらめさせる重たさが今、ものすごい圧力が襲いかかっている。
 だからこそ僕らは「あきらめたら福島は殺される」と怒りを持続し、青年とともに職場から闘いをつくり出す。10・1外注化阻止へ闘う国労郡山工場支部の仲間と連帯して、フクシマの怒りの先頭で頑張ります。
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プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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