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福島からの訴え!(39)

福島市在住 高校生の母親 Sさん

 一人息子が福島市内の高校に通っています。3・11直後は原発事故の恐ろしさなんて全然わかりませんでした。学校では4月から部活も始まって、学校には「この時期に部活をやっていいのか」と聞きましたが「文科省がいいと言っている」と。「20㍉シーベルトで安心なのか」と心配しているお母さんもいた。でも学校に電話すると「教育委員会が」と言い、教育委員会は「文科省が」と言い、文科省は「学校に任せてあります」。責任のたらい回しで本当に頭にきました。
 どうしたらいいかわからない中で5月初め、親御さんたちが「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」を立ち上げた記事を見て、子ども福島ネットにつながることができました。

 その後、5月に福島の講演会で「外部被曝以上に内部被曝が深刻」という話を聞いて、「大変だ! ここから少しでも離れなきゃ」と思って、息子に話しました。でも息子は「友達と離れて自分だけ避難なんてできない。部活だってあるし」。高2にもなれば本人の意思を無視して避難させることはできない。こんなに危険な状況なのに避難させられないのがすごくつらかった。
 子ども福島ネットにつながってから、コアな情報が入ってきて、目からうろこが落ちる毎日でした。広島・長崎の後にアメリカが被爆者にやったのも人体実験のようなものだったことを知り「私たちも同じことがやられるんだ」とわかった。
 この1年半で政府への信頼がばたんと倒れちゃった。日本は敗戦後に民主主義になったと言われてきたけど、政府の本性は全然変わってなかった。「日本ってこういう国だったのね」と。
 「とにかく声をあげなくちゃいけない」と思いデモや講演会に参加し始め、9・19の明治公園6万人集会も行きました。10月末に「原発いらない福島の女たち」がやった3日間の座り込みは最終日のデモと経産省包囲に参加しました。今年3月11日の郡山の集会や、この夏の首相官邸前・国会前も行きました。「嫌なものは嫌」という意思表示が大事ですね。
 東京で子どもの甲状腺検査のことなどを政府に要望しに行く時などは、親が直接訴えた方がいいと思うので、できる限り参加しています。
 地元では去年の秋から、不安を抱えるお母さんたちが集まれるようにお茶会をしています。そういう場でまた新たにお母さんと知り合う。動くといろんな人たちとつながることができる。そういう出会いに助けていただいた1年半です。
 今は、高校生を含めて子どもたちを普通に活動させることで「福島は安全だ」とアピールし、経済優先の「復興」キャンペーンの道具にしています。これは子どもの「安全な環境で学ぶ権利」を無視した犯罪。けっして許されないことです。
 子どもの病気が本当に心配。おかしいところがあったら「もう一度検査しよう。気を付けて診ていこう」という姿勢できちんとあたってくれるお医者さんが必要です。
 まず、予防原則に立ったきちんとした検査体制が必要。血液検査、尿検査、心電図。目の検査も必要です。実際、3歳や小学生の子が白内障になっています。チェルノブイリでは7種類ぐらい検査をしたそうです。検体を取って、ちゃんと信用できるところで検査して、結果のデータをきちんと保管してくれる、そういう診療所をぜひつくってほしいと思います。

 本当は子どもたちの体をそっくり元に戻してほしい。それが無理なら、子どもたちが生きている限り、ずっと補償してもらわなきゃいけない。彼らは「いつ病気になるか」「もしかすると結婚できないかな」という不安を一生抱えて生きていかなきゃいけないんです。実際、結婚が決まっていた福島出身の女性が破談になったんですよ。
 なぜ被害者の私たちがこんなに苦しまなきゃいけないのか。東電の社長や会長、重役をみんな「廃炉の刑」にしたい。若い人に被曝させるなんて冗談じゃない。彼らが廃炉作業をすべきです。
 私もこの1年半で「自分の命は自分で守らないといけない」と痛感しました。政治とは、お財布にも台所にも命にも直結しているものなんですよね。労働現場でも台所でも闘う相手は同じです。結局は命につながっている。だからあきらめないで声を上げて、一緒に社会を変えていきたい。命を守りたいという思いは一緒ですから、一緒に頑張っていきたいです。
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プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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