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福島からの訴え!(40)

福島市在住 高校生の母親 Mさん

 息子は今、高校2年生です。3・11直後はテレビも見られなかったから、原発が爆発したことも知りませんでした。
 原発のことを考え始めたのは4月以降です。友達に誘われて5月1日の「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」発足集会に行ったら250人も集まって、こんなに多くのお父さん、お母さんが放射能に関心を持ち、心配していることがよくわかりました。
 そして5月23日、文科省に「20㍉シーベルト基準の撤回」を求める行動に参加しました。
 4月に息子が高校に入学すると、学校から「同意書」を渡されました。「文科省基準は毎時3・8マイクロシーベルト。うちの校庭は3・6マイクロシーベルトなので屋外で運動させます。同意してください」という内容。その時はよくわからなくてサインして提出しました。
 その高校は線量がすごく高く、側溝は80マイクロもあった。その側溝の前にロープを張り「立ち入り禁止」と書いただけ。塀を置くわけでもない。PTAの集まりで校長先生にも言ったんですけれど、「心配しすぎると子どもたちに不安を与えかねません。学校としてもやるべきことはやりますから」という感じで、行政と一緒の対応でした。
 避難のことは真剣に考えました。それで夏休みに入って息子に話したら「とんでもない」と。入学して学校にも慣れ、お友達もできたころでしたから。毎日のように討論したけれど、息子は譲らなかった。もう避難は無理だと思い、約束をしてもらいました。「暑くても必ずマスクはする。食事はお母さんが気を付けてつくるから、その指示に従う。この約束を守れる?」。「わかった」と言って、約束は今も守ってくれています。

 9月9日に山下俊一さんの講演を聞きに行ったんです。初めてじかに見ましたが、「福島は大丈夫です。100㍉シーベルト以下は影響は残りません」と、ゆったりとした笑顔を浮かべて語る。気持ちが悪くて、すぐに帰ってきてしまいました。まさに「悪魔に魂を売った」人です。この人に直接お話しをしても絶対に何も変わらない。全国でみんなで声を上げていく以外に変わらないとますます思いました。
 食べ物も水も気を付けなければならないし、生活は圧迫されている。お父さんもお母さんも疲れちゃって限界です。だから「安全だ」と言われれば、そちらにすがりつきたくなってしまう。家庭が崩壊したところもあるし、うつ状態になっているお母さんも多い。これらすべてが原発ゆえに起こされたことです。
 今年の夏も結局、電力は十分足りていた。大飯原発の再稼働も必要なかったわけですよね。結局、原子力は電気をつくるところではない、核をつくるためだけの施設だということがはっきりしたと思います。

 診療所建設に全国から寄付が寄せられていることを本当にありがたいと思っています。その上でやはり、福島県民が自分たちでお金を出してつくる診療所にしなければならないと思います。
 県が行っている子どもの甲状腺検査に、息子は行かせませんでした。理由の一つは「同意書」が必要だったからです。検査で「A1(結節やのう胞を認めなかった)」とか「A2(5㍉以下の結節や20㍉以下ののう胞)」という結果が出たら、数年後に何かあっても「あの時の検査で問題なかったから放射能とは関係ない。ストレスのせい」という証拠にされるんです。しかも超音波検査で撮った画像の写真ももらえないんです。
 私は周りの人にも「甲状腺検査はほかの病院でも千円ぐらいでできるから、参加しない方がいい」と話しました。それでも受けてしまう人が多かったけれど、県の検査でA1、A2とされた99・5%の子どもたちは次の検査は2年後。みんな不安でいっぱいです。
 今、福島のお母さんたちが一番欲しているのは正確な情報です。「この診療所に来れば、6カ月に1回、甲状腺検査ができます」となれば、みんな来ますよ。定期的に検査ができ、その結果を正確に教えてくれて、データを保管し続けてくれるところを求めています。
 山下の息のかかった医療機関で「異常なし」と言われても誰も安心しません。本当に県民と子どもたちのための診療所だとわかれば、基金を出す人もいっぱいいます。息長く維持しなければならない診療所だからこそ、福島のお母さんたちが求めている診療所になってほしいです。
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プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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