闘う労働運動を職場からつくりだそう!

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福島からの訴え!(50)

全国農民会議共同代表・酪農家/本宮市 鈴木光一郎さん

 あらためて感じることは、原発というのは本当にものすごいエネルギーを封じ込めてそれを一気に爆発させるものです。そんなものを発電に利用するというのは「死の行進」ですね。支配者たちはとんでもない危険性を知っていながらひた隠しにしていた。そして原発は、大地震が襲えばあっけなく壊れてしまうような古い装置であり、その程度の技術力に過ぎない。そんなものを頼りに資本主義は生き延びてきたのです。
 自民党は全然反省してない。ふざけた話です。徹底的に責任を取らせなければなりません。
 私は酪農家として、自分の仕事に誇りをもって取り組んでいます。労働者が自分の仕事に誇りをもつのと同様に、自分のつくった牛乳が皆さんに「おいしい」と言って喜んでもらえる、それが農民の喜びの神髄であり、そこに責任をもつのが農民だ。本当に安全でおいしい牛乳を届けることが、私たち酪農家の生きがいです。それは金には換えられない。だから低農薬・循環型の農業というのは当たり前のことなんですね。
 牛乳は大昔は薬として、あるいは生命力を高めるものとして珍重されました。秦の始皇帝もチーズにして病気を治すものとして愛用したと言われています。日本で一般的に普及するようになったのは戦後ですが、今では生活に欠かすことのできない存在です。
 私たちがこうして精魂込めてつくり、細心の注意を払ってみなさんに送り届けているものを、原発はいとも無造作に踏みにじった。本当に許すことはできない。
 酪農家にとって牛は家族同然の存在です。もちろん私は今でも、自分のところで搾った牛乳の安全性について、徹底的に厳しく管理しています。だが、原発に近い場所の多くの酪農家は3・11の時に、引き裂かれる思いで牛たちをつないだまま置いてきた。1カ月くらいあとで戻ってみたら、牛はみな死んでいた。死んだ牛を豚が食っていたところもあった。
 国はなんの対策もなく放ってきた。悲しみを怒りに変えて国と東電に絶対に責任を取らせる!

 国は今TPPを進めようとしているが、これをやられたら農業は破滅します。沖縄では農民は、風土・気候と一体化して暴風雨に耐えながらサトウキビづくりを守ってきた。それが貿易自由化ということで壁を取っ払われたら、はっきり言って全滅です。こんな農民切り捨てのTPPを認めるわけにいかない。財界は自分たちだけ生き延びればいいと思っているようだが、最後は彼ら自身も破滅する道です。
 三里塚で農民が土地を取られることの苦しみが、そして金を積まれても屈服せずに空港と闘い続けることの大事さが今、本当に分かります。
 私も三里塚闘争の初期から足を運んでいました。最近DVDになった「三里塚の夏」に福島反戦会議の旗がぱっと出るシーンがある。旗を持ってるのは私です(笑)。

 今はさまざまな情報が氾濫(はんらん)する時代だが、自分が判断するときに大事なものは実感です。三里塚の闘いの意義は、あの大地に立ってみなければ分からない。そこで人間、自分、すべての価値も見えてくる。
 福島も同じです。福島の現実は、「安全」「大丈夫」という情報でかき消され、真実が伝わっていない。ですから皆さん一人ひとりが3・11に福島の地を訪れて、この地に立って、そこに住んでいる人びとと対面し話して、自分の五感で感じ取り、見極めてほしいと思います。そうすることで皆さんそれぞれの闘いの方向性も見えてくるのではないでしょうか。
 福島の現実は大変厳しいものですが、今若手の人から「この地で放射能汚染と徹底的に闘いぬいて農業をやっていく。何十年かかろうとこの土地を取り戻したい」という声が上がっています。私はそのことに本当に自分が洗い流されるように感動し、自分もここで農民としてともに生き、闘い、行動するという気持ちを新たにしました。
 ぜひ皆さん、3・11福島に結集してください。
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プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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