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11・3労働者集会に参加するドイツ鉄道労働者の紹介と意義

※動労千葉労働者国際連帯委員会が発行する『国際連帯ニュース』第25号から

新自由主義と闘うドイツ鉄道労働者が来日

 11月労働者集会にドイツから機関士労組の活動家がやってくる。ドイツからは、3・11 以後、北ドイツのゴアレーベンから原発反対を闘う現地同盟の仲間がくりかえし来日し、日独の反原発・反核運動の国際連帯が深められてきた。今回はついに、鉄道の民営化と闘うドイツ階級闘争の激戦地である首都ベルリンの鉄道労働者がやってくる。
 ドイツは、危機にあえぐ世界帝国主義のもう一つの牙城であるヨーロッパの中心だ。ドイツ労働者階級は、ロシア革命にひきつづくドイツ革命に決起した歴史をもっている。
 その革命的伝統をいまこそ復活しようと闘ってきた現場の労働者が、日韓米の国際連帯にあらたに参加し、日本の階級的労働運動と直接交流する。プロレタリア世界革命の勝利へむかって、重要な一歩が踏み出される。

民営化と対決

 ドイツ鉄道労組GDL(ドイツ機関士労働組合) は、150年の歴史を持つドイツで最も古い労働組合で、1867年にドイツ機関士協会(VDL)として創設された。ナチスによる労組の全面的解体後、戦後、GDLとして新たに出発した。現在のGDLは、組合員数は3万4000人を超え、ドイツ鉄道事業の運転士の7割強を組織し、その他の鉄道関係労働者も組合組織に包括している。
 ドイツの鉄道事業は、1990年の東西統一により旧西ドイツ国鉄(Deutsche Bundesbahn ドイツ連邦鉄道)と旧東ドイツ国鉄(Deutsche Reichsbahn ドイツ国有鉄道)が1994年初めに統合、民営化された。
 その際に誕生したドイツ鉄道(Deutsche Bahn)グループは、グループの中核会社であるドイツ鉄道㈱(Deutsche Bahn AG)と列車・線路・駅・信号などを所有する会社の二つに基本的に分割され〔上下分割〕、その子会社としての数百社の民間鉄道会社により構成されている。
 GDLは、鉄道業務の細分化・分社化による鉄道・運輸労働者の分断攻撃と対決し、部門ごとに分断された子会社の壁をこえて組織している。団結を維持・回復するために、機関士だけでなく列車の関係業務のすべて(車掌・食堂労働者・清掃労働者など)を組織化の対象としている。それによって、他の鉄道労組に不満を持つ労働者、そして未組織の労働者を獲得することに成功し、組合を拡大している。
 GDLは賃金交渉の闘争手段として、ストライキを実行することから、他の労組と統合せず、独自の闘争を現在に至るまで展開している。

ストライキで闘う機関士労組

 機関士労組は、2007年の7月から翌2008年の1月にいたる約半年にわたって、「30%の賃上げと時間短縮」の要求をかかげて、数次にわたるストライキを闘いぬき、都市交通・近距離交通・貨物輸送から、ついに全ドイツの交通を揺るがす62時間全面ストを、資本と権力、そしてそして他の鉄道二労組によるスト破りと対決して闘いぬいたのである。この闘いには、組合の枠をこえて多くの職場から「ストライキ断固支持」というメールが集
中し、各地、各単産の多くの組合支部は、上部機関の制止をふりきって、連帯デモ・集会をおこなった。マスコミの世論調査の結果は「60%がストを支持」であった。
 この鉄道ストは、ドイツ労働総同盟(DGB)内最大の労組である統一サービス労組(ver-di)をはじめとする
いくつかの体制内労組を下部から揺り動かしてストに立たせた。その結果、2007年は「ドイツ・ストライキ共和国」と呼ばれる階級情勢となったのである。
 ストライキの先頭には、まず民営化反対をかかげた電気通信労働者(ドイツテレコム)、機関士労組(GDL)が立ち、公共サービス労働者がつづいた。ストのピーク時には、都市交通・行政機関・医療・教育・清掃・水道・空港など、全社会的な諸機関が停止した。長年、後退を強いられてきたランク&ファイル=職場労働者の怒りが、DGBの官僚的制動といたるところで激突した。

教育労働者の闘いとも連動

 このたたかいは、2009年、新自由主義による大学の解体、EUの統一政策(ボローニア計画)による「教育の商品化」に対する学生と教育労働者の怒りの爆発にひきつがれた。ドイツ全土で、大学スト・キャンパス占拠・戦闘的街頭デモが展開され、"暑い秋"が、米英仏伊・オーストリアなどとも連動しながら勝ち取られた。

民営化と闘う鉄道労働者の国際連帯の発展

 大恐慌の激化がEU全体をおおい、階級戦争が全面化しているなかで、ドイツ労働者階級の闘いは、ギリシアや中東欧、さらにエジプト革命と国際連帯の精神で連動しあい、ヨーロッパ・プロレタリア革命=世界革命の決定的な柱の位置をもつものだ。その勝利はいつにかかって、体制内労働組合を打倒する階級的労働運動の前進にある。EU危機のただなかで、ヨーロッパ帝国主義の新自由主義攻撃とまっこうから闘う階級的労働運動、戦闘的反原発運動との国際連帯の発展は、プロレタリア世界革命の現実性の成熟を示している。
 こうした情勢下で機関士労組は2011年の協約闘争で、民営化によって分社化されている鉄道のさまざまな部門の労働者の組織化をめざし、統一賃金要求を提出して、再度ストライキを闘った。
 現在、GDLの現場労働者は、ベルリン都市鉄道の民営化攻撃に対し、他の鉄道労組の活動家と共闘組織を形成して、ベルリン市当局(緑の党や「左翼党」を含む)と闘っている。しかもこの闘いは、GDL組合指導部が、民営化攻撃に対し屈服的な態度を示し始めていることから、新たな戦闘的翼としてますます重要な意味をもってきている。
 鉄道の民営化・外注化と闘う動労千葉とドイツ機関士労組の戦闘的潮流との国際連帯の開始は、民営化・外注化と闘う全世界の鉄道労働者の闘いを牽引する重要な意義をもつであろう。
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プロフィール
動労千葉を支援する会・習志野  国鉄分割・民営化で解雇された動労千葉組合員の解雇撤回をかちとるために、2010年9月、千葉県習志野市で働く公務員労働者を中心に結成。①動労千葉争議団を支援するための物資販売、②宮城や福島などの被災地支援、③職場で労働者が胸を張って働けるように闘っています。          職場新聞『風雲』を発行。

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